携帯に便利なライトアウター【ARC’TERYX】ノディンジャケットをレビュー

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今回は大人気アウトドアブランド、アークテリクスの『ノディンジャケット』をご紹介。シンプルなデザインに着心地の良さ、携帯性の高さが特徴。汎用性が高いライトアウターとしてタウンユースで活躍している。

サイズ感や気になったことも合わせて紹介するので参考にしてみて欲しい。

【ARC’TERYX】ノディンジャケット

ノディンジャケット

カナダ発祥のアウトドアブランド「アークテリクス」。登山などハードなシーンにも対応する高い機能性とシンプルなデザインが好評で、最近ではタウンユースとしても人気が高い。

ノディンジャケットはその中でもウインドシェルに分類される。ウィンドシェルとは軽量で防風性に優れたウェアのこと。風を凌いでくれるが適度に通気性もあるため暑すぎず蒸れにくい。

半袖一枚では肌寒い季節や、冷房による冷え対策、日差しが強い時の紫外線対策など幅広く活躍する。生地が薄く携帯性に優れているためバッグに忍ばせておいてもストレスは少ない。

素材はTyono20

ノディンジャケットの素材感

素材にはナイロン100%の「Tyono20」が使われている。東レが開発したハイテク素材で撥水性、通気性、防風性、ストレッチ性、耐久性に優れているのが特徴。

ノディンジャケットと比較されることが多い『スコーミッシュフーディ』は「Tyono30」が使われているため、それよりも軽量で薄くできている。これ以上ないほど薄手の生地だが、適度に光沢があり安っぽさは感じなかった。

シンプルなデザイン

ノディンジャケットのポケットに手を入れている
ノディンジャケット背面

購入したカラーはアークテリクス定番のブラック。胸もとにリフレクターロゴがあるだけで至ってシンプルなデザインだ。街中でも違和感がなくあらゆるシーンに馴染んでくれる。シルエットはアウトドアでも動きやすいよう比較的細身。

携帯性に優れたウインドシェルは他にもアークテリクスの『スコーミッシュフーディ』、パタゴニアの『フーディニジャケット』などが人気だが、決定的な違いはポケットの有無。ノディンジャケットには両サイドにポケットがあるためよりタウンユースしやすい。ファスナー付きなのでアウトドアでも重宝するだろう。

ノディンジャケットの袖

袖は半分のみストレッチ性のあるゴムでできている。マジックテープで止めるようなアウターに比べて着脱の手間もなく窮屈さも感じない。それでいて風の侵入も防いでくれるフィット感は絶妙だ。

ノディンジャケット裾のドローコード

裾は両サイドにあるドローコードで絞れる仕様。防風性を高めたいアウトドアで重宝することはもちろん、オーバーサイズで裾を絞るような着こなし方をしたい人にも嬉しいはず。

着心地の良さ

ノディンジャケットの着心地

ウインドブレーカーにありがちなシャカシャカ音やスポーティさはほとんど気にならない。サラサラとした滑らかな肌触りが心地良く、薄手のシャツを羽織っているような感覚に近い。ナイロン100%の生地だがストレッチ性があるため動きやすく、とにかく快適の一言に尽きる。

実はフード付き

ノディンジャケットフード収納部分のファスナー
フード収納部分のファスナー
ノディンジャケットのフード収納時の襟元
フード収納時
ノディンジャケットのフード
フード展開時。アークテリクスの文字がプリントされている

ノディンジャケットはジャケットとフーディの2パターンで着用できるのも特徴の一つ。フードは襟元に収納されるが、ファスナーは目立たず、生地が薄いため厚みもそこまで気にならなかった。

ノディンジャケットのフードを被った
ノディンジャケットフードのドローコード
フードのドローコード

サイズ感は強風時でも対応できるようタイトな造り。ドローコードを絞ればさらにフィット感を高められる。タウンユースメインならフードを使う機会は少ないと思うが、フーディのデザインが好きな人には嬉しいギミックだ。

ポケッタブル仕様

ノディンジャケット右ポケット内部のスリット
右ポケット内部のスリットに押し込んでいくと
ノディンジャケットのポケッタブル時
手の平サイズまでコンパクトになる

ノディンジャケットの右ポケット内部にはさらに小さいポケットが付いている。その内部のポケットにジャケット本体を収納できるポケッタブル仕様だ。以前のモデルはファスナー付きだったが2023年モデルは伸縮性のあるスリットを被せることで圧縮する。

ノディンジャケットの重さ

Sサイズの重さは130g。コンパクトかつ軽量で持ち出しにストレスを感じないのは嬉しい。カバンの中に忍ばせておけるライトアウターはこの上なく便利だ。

デメリットとしてはポケッタブルにした直後はシワが目立つ点。しばらくすればほとんど気にならなくなるが、携帯時以外は広げておいた方がいいだろう。

安心の撥水性

ノディンジャケットの撥水性

生地には撥水加工が施されているため多少の雨なら問題なく過ごせる。ただしレインジャケットのような防水性は備えていないため、過度な期待は避けたい。

コーデ・サイズ感

ノディンジャケットコーデ正面1
ノディンジャケットコーデ正面2
ノディンジャケットコーデ背面

身長172センチ、体重60kgでSサイズを着用。同ブランドの『アトムLTジャケット』や『ゼータSLジャケット』も同様にSサイズを所有している。着丈はやや短め、その上細身なので、タウンユースでゆったりめに着るならMサイズでも良かったかもしれない。

ノディンジャケットの袖の長さ

ただ袖丈はジャストサイズ。身幅や裾丈はMサイズが丁度よく、袖丈はSサイズが丁度良いのでサイズ選びが本当に難しい。

ノディンジャケットのフード展開時着用
フード展開時はこんな感じ
ノディンジャケットフード展開時の着用背面

展開式のフードは首元のシルエットが好みではないことが多い。ノディンジャケットに関しては多少ごちゃついている感じがするが、そこまで違和感は感じなかった。普段からフーディとして着用するのも全然ありだ。

気になった点

ノディンジャケットフード収納部分のコード

大したことではないが、一点だけ気になったのはフード収納時に垂れ下がるコード。ファスナーが目立たない造りなんだから、コードも隠せる仕様にして欲しかった。

まとめ

ノディンジャケット』は汎用性、携帯性の高さがタウンユースで特に重宝すると感じた。春秋のアウターとして活躍することはもちろん、気温差があるような日、冷房が効いた場所に長時間いるような日は常時バッグに忍ばせている。

これ一枚あればあらゆるシーンで活躍するので、服の数を減らしたいミニマリストにも最適なアイテムだ。万能なライトアウターを探している方はぜひ試してみてほしい。