スノーピーク『TRAIL 2650 GTX SP』。主張しすぎないシンプルなデザインに、アウトドアでも使える防水性やグリップ力などを搭載した万能シューズです。着用画像も合わせて詳しくレビューしていきます。
【スノーピーク】トレイル2650 GTX SP

アメリカのブーツブランド[ダナー]。ダナーの[TRAIL 2650 GTX]をベースにスノーピークが手を加えたモデルです。商品名のGTXは防水素材のゴアテックス、SPはスノーピークモデルを表しています。防水素材はゴア社、ソールはヴィブラム社、インソールはオーソライト社、それにダナーとスノーピーク、この1足に5社分のテクノロジーが搭載されているなんてすごいですよね。
防水性|GORE-TEX(ゴアテックス)

ゴアテックスライナーが採用されていて、防水性が高くなっています。防水透湿素材と言えばゴアテックス。外側からの水は侵入せず、内側の蒸れはしっかり逃してくれる優秀な素材です。
ソール|Vibramソール(ヴィブラムソール)

ソールにはヴィブラム社のVibram460ソール・メガグリップが搭載されていて、悪天候時でも抜群のグリップ力を発揮してくれます。アウトドアで重宝することはもちろんですが、街中で濡れたタイルの上などを歩く時にも安心です。実際雨の日に街で履いていても滑ったことは一度もありません。

vibram定番の黄色いロゴがつま先についています。靴全体が黒一色なのでデザインのアクセントになっていい感じです。
シューレース

スノーピークモデルでは甲への負担を軽減するためシューレースが外側に作られています。履き心地に対するメリットよりもデザインがアクセントになるのが個人的には嬉しいポイント。靴紐の部分に少し飛び出ているループは、クイックシューをセットした際の余りを通すためのものです。

スノーピークモデルでは購入時クイックシューがセットされていて、通常の靴ひもは変え紐という形で同梱されています。クイックシューも試してみましたが、余りが長く垂れてしまうのと街では違和感があるかなと思い、付属の靴紐に付け替えました。
インソール|Ortholite(オーソライト)

インソールにはオーソライト社製のクッション性に優れたものが使われています。フワッとした履き心地には満足していますが、立ち時間が長い時にソールの硬さを感じることもあったので、立ち仕事などには向かないと思います。
ヒールのデザイン

かかとには脱ぎ履きに便利なループとダナーのロゴが入ったヒールカウンターがついています。かかとをサポートしたり靴の成形に関与しているヒールカウンター。本来は靴の内側についているようですが、こちらは外側に配置しサポート性と軽量化がアップしているみたい。
ななめのシューレースとヒールのデザインがこの靴ならではのオリジナリティーを感じさせてくれます。
スノーピークのロゴ

アッパーの内側にはさりげない[snow peak]のロゴ。靴全体に大きなロゴがひとつもないのでスタイリッシュに見えますね。
サイズ感

僕は27㎝で丁度いいサイズ感でした。ニューバランスの996や990も27㎝だったので、普段のサイズで選んでいただいて大丈夫だと思います。ただ細身なので足の甲が幅広の方は試着してからの購入をオススメします。
着用イメージ・コーデ

スニーカーと同じ感覚で履けるほど違和感を感じないデザイン。黒一色のシンプルなデザインなので、キレイ目なコーデでも馴染んでくれるのではないでしょうか。

ヒールカウンターの出っぱりも悪目立ちせず自然な感じです。
気になった点
1点だけ気になったのは馴染むまでかかとが浮くことです。購入当初は歩いているとかかとが浮いてしまい、パカパカなっていました。そのパカパカを防ぐために紐をキツく結んだり結び方を変えたりしましたが、足が痛くなってしまいとても長時間履ける状態ではなかったです。
今はソールが足に合わせて曲がるようになったおかげで、靴紐を普通に結んでもフィットしています。足に馴染むまではストレスを感じる場合もあるので注意が必要です。
まとめ

アウトドアでも使える機能性、街でも違和感のないデザインを合わせ持った『TRAIL 2650 GTX SP』。スニーカー感覚で履けるので日常でも重宝しています。靴の数を減らしたいミニマリストにも最適なので気になった方はぜひ試してみてください。