僕はメガネ歴20年、コンタクトレンズだと「−8.0」を使用する程の強度近視です。度数が強く眼鏡歴も長いので、人一倍眼鏡にはこだわってきました。
今回はそんな僕が愛用している眼鏡と眼鏡の選び方についてご紹介します。強度近視で悩んでいる方、ファッション的にも優れた眼鏡を探している方はぜひ参考にしてみてください。
メガネの必要性
眼鏡には視力を補正する以外にも様々な役割があります。僕は普段度入りの眼鏡をかけていますが、コンタクトをつけている時にも度なしの眼鏡をかけるようにしています。視力の良い人にも眼鏡は有用なので参考にしてみてください。
紫外線対策、UVカット
眼鏡には紫外線をカットし、目の負担を軽減する効果があります。日焼け止めを塗っている人でも目の紫外線対策をしている人は少ないのではないでしょうか。目も肌と同じように紫外線によってダメージを受け、場合によっては充血や角膜炎、白内障の原因になることも。
かといって普段からサングラスをかけるのは抵抗がありませんか?実は眼鏡でもサングラスでも紫外線のカット率は同じなので、眼鏡で十分なんです。レンズの色はまぶしさを抑える効果はありますが、紫外線のカット率には関係ないと言われています。
ただし眼鏡にしろサングラスにしろUVカット機能がついたものを選ぶようにしてください。
花粉対策
眼鏡には目に花粉が付着するのを防ぐ効果もあります。もちろん花粉対策眼鏡が1番効果が高いですが、通常の眼鏡でも5〜7割ほどの花粉をブロックすると言われています。花粉対策眼鏡のデザインが苦手な方は通常の眼鏡で対策してみましょう。
花粉症の時期にレンズをよく見ると花粉がたくさんついているので、効果を実感できるはず。
ファッション
眼鏡はファッションアイテムとしても人気です。眼鏡のデザインで顔の印象を変えられるので、その日のコーディネートに合わせて選ぶのも楽しいですよね。
コロナ禍でマスクを多用するようになってからは薄いカラーレンズの眼鏡が流行っているようです。濃いレンズにマスクだと怪しさもアップしますから。
【強度近視向け】目が小さくみえにくいメガネの選び方
度数の強い眼鏡は、その見た目から外出時にかけるのを躊躇する人も多いのではないでしょうか。
- 輪郭が凹んで見える
- 目が小さく見える
- レンズが分厚い
以前の僕も上記の理由からできるだけコンタクトを使用していました。でも今愛用している眼鏡はそれがないんです。正確にはないというより「目立たない」ですが。
見た目の悪さを目立たなくし、さらに快適に使用できる眼鏡の選び方をまとめてみました。特に強度近視の方は参考にしていただけると嬉しいです。
フレームの選び方
フレームには45□22-148のようにサイズが表記されています。
・45はレンズ1枚の横幅
・22はレンズとレンズの距離(ブリッジ幅)
・148は耳にかける部分の長さ(テンプル長さ)
上記をふまえ、フレームを選ぶ際に気をつけたいこと4点を確認してみましょう。
レンズの中心に目がくるように
サイズ表記が45□22-148の場合
瞳孔間距離=45+22=67
黒目と黒目の距離を「瞳孔間(PD)距離」と言いますが、その距離とレンズ横幅+ブリッジ幅の差が1㎝以内になるようにしましょう。(フレームの方が大きくなるように)
僕の瞳孔間距離は60mm。レンズ幅45+ブリッジ幅22=67mmなので丁度いいサイズ感です。
レンズ横幅ができるだけ短く、フチがはっきり見える
度数が強い場合は横幅のあるレンズだと輪郭の凹みが目立ったり、レンズの厚みや重さも増えてしまいます。瞳孔間距離に注意して、できるだけレンズの横幅が短いものを選びましょう。
フチがはっきり見える濃い色や太めのフレームも強度数が強調されにくいのでオススメです。
ある程度リム幅がある
強度数に対応したフレームはリム幅が太く作られています。細いものを選ぶとレンズがフレームからはみだして見栄えが悪くなってしまいます。
レンズ端は加工次第である程度目立たなくできるので、店員さんにお願いしてみましょう。
重すぎず軽すぎない
レムトッシュに度入りのレンズを入れていた時は36gもあり、長時間かけていると鼻や耳周りが痛くなることも。レンズの横幅が短くふちもはっきりしているので、強度近視にピッタリだと思ったのですが重さは盲点でした。
現在度を入れている金子眼鏡の眼鏡は「19g」なので、かけているのも忘れるほど快適です。
レンズの選び方
レンズの種類
近年主流の非球面レンズは大きく分けて3種類。
- 外面非球面→1番安価
- 内面非球面→周りからの見た目、視界の広さが1番優れている
- 両面非球面→1番薄く仕上がる
JINSや Zoffなどで使われているのは1番安価な外面非球面。度数が弱く使う頻度も少ない場合は外面非球面でも十分だと思います。
僕は全てのレンズを経験しましたが、度数が強い人はダントツで内面非球面がオススメ。金額はそれなりにしますが、良い眼鏡を長く使いたい人にはピッタリです。
- 両面非球面と厚さがほとんど変わらない
- かけた時の視界が広い
- 周りからの見た目が自然
屈折率
レンズの種類が決まったら次は屈折率を選びます。屈折率を上げるほどレンズは薄くなりますが、その分重さがでたり歪んで見える部分が広くなるなどデメリットもあります。
店員さんと相談しながら視力に合った屈折率を選びましょう。
フィッティングが大切
ここまでフレームとレンズの選び方を解説しましたが、1番肝心なのが「フィッティング」。目を小さく見えにくくするためには、レンズと目の距離をできるだけ近づけるよう調節してもらう必要があります。見え方やかけ心地を考慮し、まつ毛がレンズに触れないベストな位置を探すのですが、これがなかなか大変。
正直店員さんの技術によっては上手くいかないことも多いです。上手な店員さんが見つかったら数ヶ月に1回は調節してもらうのが良いと思います。どうしても使っているうちにズレてきますし、自分で調節すると破損の恐れもあります。
愛用しているメガネ|強度近視にもおすすめ。
現在愛用している眼鏡は度入りと度なしが1つずつ。ファストブランドと比べるとそれなりにお金がかかりましたが、毎日身につけるものですし、顔の印象にも影響するので、しっかりしたものを買うようにしています。
【MOSCOT】レムトッシュ 44mm
ブランド | モスコット |
商品名 | レムトッシュ 44mm |
モデル | MP(メタルアームパッド) |
サイズ | 44□24-140 |
フレームカラー | ブラック |
レンズ | 度なし、調光レンズ |
レンズカラー | ミスティアッシュグレー |
コンタクトを付けている時にかけるのがこの眼鏡。
モスコットはニューヨークで1915年に創業した老舗の眼鏡ブランドです。その中でも定番のフレームが『レムトッシュ』。レムトッシュにはいくつかサイズがありますが、僕は1番小さいサイズを購入しました。
モデルはノーズパッドがMP仕様、いわゆる「クリングスタイプ」です。オリジナルモデルは鼻当ての調節ができないので、鼻が低い日本人にはこちらのモデルがオススメ。
レンズはライトグレーの調光レンズを入れています。フレームを眼鏡市場に持ち込んで交換してもらいました。屋内では伊達メガネ、屋外では薄いグレーのサングラスになるので、場所によってつけ外す手間がありません。
【金子眼鏡】ヴィンテージ KV-141
ブランド | 金子眼鏡 |
商品名 | KV-141 |
サイズ | 45□22-148 |
フレームカラー | IPBK |
レンズ | 度あり、カールツァイス性内面非球面 |
レンズカラー | トゥルーグレー10% |
普段かけている度入りの眼鏡は金子眼鏡のもの。レンズは店員さんも一押しの内面非球面レンズを選択。価格はそれなりにしましたが、視界が広く見た目も自然なので払う価値は十分あると思います。
カラーは目元が引き締まるよう薄いグレーを入れました。濃度は10%なので、カラーレンズとはまず気づかれません。夜間運転やビジネスの場でも着用できるほどの濃さです。
なにより金子眼鏡で1番感動したのが「フィッティング技術の高さと丁寧さ」。今まで色々な眼鏡屋に行きましたが、ここほど細かく調節してもらったのは初めてです。おかげで散々悩んだ眼鏡生活が快適になりました。
金額が高くなりがちな金子眼鏡ですが、眼鏡で悩んでいる方はぜひ相談してみてください。きっと満足していただけるはずです。
メガネのケア用品
曇り止めクロス
普段は以下の手順で手入れをしています。
- 水で洗う(お湯はNG)
- キッチンペーパーで優しく拭き取る
- 曇り止めクロスで仕上げる
曇り止めクロスは通常のクロスの代わりとしても使えるので外出の際はこれだけ持ち歩いています。付属の携帯缶に詰め込むだけなので管理も楽ちんです。
超音波洗浄機
汚れがひどい時のケアは超音波洗浄機が便利です。容器にセットするだけで綺麗になるので手間もかかりません。普段の手入れとは別に数ヶ月に一回はこちらを使うようにしています。
まとめ|快適なメガネライフを送りましょう
強度近視のミニマリストがこだわって選んでいる眼鏡と選び方についてご紹介させていただきました。一時期は眼鏡に悩み頻繁に買い換えることもありましたが、今は不満もなく快適に過ごせています。
眼鏡を買うか悩んでいる方、今の眼鏡に納得がいっていない方はぜひ参考にしてみてください。快適なメガネライフを楽しみましょう。