iPhone、Apple Watch、AirPodsをまとめて充電できる3in1充電スタンド。多くのメーカーから発売されている中、どの商品を選べばいいか悩んでいる人も多いのではないだろうか。
- 発熱が気になる
- 安っぽい
- 充電速度が遅い
- 数ヶ月で充電されなくなる
など、サードパーティー製品には問題があることも少なくない。そんな不安点なども考慮し、悩み抜いた末選んだのが「Anker 737 MagGo Charger (3-in-1 Station)」。
- Apple公式のMagSafeモジュールを搭載し、iPhoneを15Wで充電可能。
- 高い質感、場所を取らないコンパクトデザイン。
- タイプCケーブル入力で充電器のしばりがない
- Apple Watchの充電器が水平で安定しやすい
- 18ヶ月の保証付き(最大24ヶ月)
やや高価なのがネックだが、スペックや保証制度を考慮すれば十分満足できる製品だと思う。実際の使用感なども合わせてレビューするので、参考にしていただけると嬉しい。
Anker 737 MagGo Charger (3-in-1 Station)




対応機種(出力) | MagSafe対応iPhone(15W) Apple Watch(5W) AirPods ・AirPods Pro(5W) その他Qi充電対応ワイヤレスイヤホン(5W) |
本体サイズ | 約116 x 101 x 105mm |
重さ | 約385g |
「Anker 737 MagGo Charger (3-in-1 Station)」はiPhone、Apple Watch、AirPodsを同時に充電できる3in1のワイヤレス充電スタンド。充電ケーブル類をこれ一つにまとめることで、デスク周りをスッキリと見せることができる。
類似品としては「Belkin 3in1 MagSafe充電器」が人気だが、あまりスペースを使いたくなかったので、よりコンパクトなこちらを選択した。一般的な350ml缶よりも小さく、コンパクトなデスクに置くには最適だ。
購入前はグレーのカラーがイマイチに感じていたが、現物は質感が高く、今ではスタイリッシュなデザインが気に入っている。
タイプCケーブルでの接続が便利

ベルキンの3in1充電スタンドなどは専用のACアダプタケーブルでしか充電できないが、こちらはタイプCケーブルでの入力となり、30Wの充電器とタイプCケーブルが同梱されている。

僕は付属の充電器ではなく「NovaPort DUO 65W」を利用しているが、今のところ充電速度などにも問題は見られず動作は良好だ。iPadと本品を一つの充電器にまとめることで、コンセント周りのゴチャ付きも少なくできている。
専用のACアダプタを必要としないのも大きな利点の一つだろう。
MagSafe充電器と充電速度

iPhoneの充電はMagSafeを搭載した12以降のシリーズに対応している。Apple公式のMagSafeモジュールを搭載しているため、MagSafe最大出力の15Wで充電が可能。ちなみに他社製は半分の7.5W程度しか出力されないモノも多い。
有線での充電時間と比べるとどうしても劣ってしまうが、MagSafeで充電したい場合はこちらを選んでおけば間違いない。
一方、iPhoneを固定する磁力は丁度良く、つけ外しもスムーズだ。意図せずiPhoneが落ちてしまうようなこともないだろう。

また、充電時にはiPhoneを横向きにもできるため、スタンバイ機能や動画の視聴時には重宝する。Apple Watchとはギリギリ干渉しなかったが、ベルトによっては干渉する可能性があるように感じた。

Apple Watch用充電器と充電速度

Apple Watchに関しては、Series 6で1.5時間、Series 8は3時間でフル充電が可能。急速充電には対応していないので、Ultra やSeries 7以降を短時間で充電したい方にはオススメしない。
僕がこの商品を選んだ理由の一つに、Apple Watchの充電器の角度が挙げられる。縦置きや斜めのモノが多い中、こちらは水平に配置されているため、磁力に影響せず常に安定して充電できる。
ただし、旧モデルの「Anker 3-in-1 Cube with MagSafe」とは違い充電部分が格納できないので、デメリットに感じる人もいるだろう。
また、バンドの種類や長さによってはモタついてしまい、Apple Watchが充電台から浮き上がってしまわないかが気になった。
ワイヤレスイヤホン充電パッド

ワイヤレスイヤホンの充電パッドはトライアングル形状の内側に配置されている。こちらはMagSafeのような磁力はないためデバイスは固定されない。AirPodsシリーズやQi充電に対応したワイヤレスイヤホンの充電が可能だ。
充電スペースは底辺7㎝・高さ7㎝の三角形。AirPodsProに「スリムアーマーIP」を装着した状態でも問題なく充電できた。ただしケースをつけるとAirPodsのランプが見えにくく、充電されているのか不安に感じることも。

充電開始時にはスタンドのインジケーターランプも青色に点灯するが、設置の向きによっては見えないため、正面にあると嬉しかった。
安全機能と安心の保証制度

こちらのスタンドを選んだ最大の理由が「安全性の高さ」。聞いたことのないメーカーよりもAnker製というだけで安心感はあるが、機能にも対策がしっかりと施されている。
- 温度管理
- 異物検知
- 電磁波遮断
詳しくは説明されていないが、Anker独自の多重保護システムとやらが搭載されているらしい。
そして何よりも嬉しいのが保証制度。商品購入時には18ヶ月の保証がついていて、Anker会員登録後はさらに6ヶ月延長される。価格が価格なだけに、早期に故障しても泣き寝入りせずに済むのは心強い。
まとめ

「Anker 737 MagGo Charger (3-in-1 Station)」は高価なだけに手に取りやすいとは言い難いが、そのスペックや保証制度、安心も含まれていると考えれば十分納得できるモノだった。
もちろん安価なAnkerになってくれればそれに越したことはないが,,,
3in1の充電スタンドを検討している方は、候補の一つとして検討してみてはどうだろうか。きっと快適な充電生活を送れるはずだ。