今回は、パタゴニアのクアンダリーパンツをご紹介。
魅力を感じたポイントは下にまとめるとして、一言で表すなら「汎用性の高いミニマリストパンツ」といったところ。
私は「私服の制服化」を実践しているので、毎日履くための「制服」として購入しました。今では日常でも仕事でも欠かさず着用しています。
数ヶ月経ちましたので、サイズ感なども合わせてレビューしていきます。服を厳選したい方にも重宝するはずなので、興味がある方は参考にしてもらえると嬉しいです。

日常、仕事、アウトドア、旅行、部屋着など、これ1本でなんでも対応できます。まさにミニマリストパンツ。
- ウエスト紐があるため、ベルトレスで履ける。
- ループがあり、カラビナをぶら下げられる。
- 速乾性が高く、部屋干しでも連日着用できる。
- シルエット&デザインに癖がなく、幅広いシーンで着れる。
- カットが立体的で動きやすい。
- 生地がほどよく薄めで、インナーを合わせれば年中履ける。
- ポケットが実用的で使いやすい。
patagonia クアンダリーパンツ(ショート)|素材とディテールについて。

購入したのはクアンダリーパンツ(ショート)のグレーカラー。
「ショート」と言っても短パンではありません。ロングパンツとして「ショート」と「レギュラー」がラインナップされています。レギュラーは丈が5㎝長いですが、ほとんどの方はショートで問題ないはず。ショートなら裾上げの手間もかかりません。
カラーは他にも、ブラック、ベージュ、グリーンがラインナップされています。私のトップスは全て黒なので、安定のグレーを選びました。

やや張りのある生地ですが、光沢がなく、まるで綿素材のよう。チノパンに近い見た目なので、街中にも馴染みやすいと思います。
ナイロンは魚網をリサイクルしたもので、海洋汚染の削減にも貢献しているんだとか。さらにポリウレタンのおかげで伸縮性も備えています。あまり期待はしていませんが、UVカットと耐久撥水効果もあるようです。
個人的には生地の薄さが絶妙だと思いました。真夏でも比較的履きやすく、インナーを合わせれば真冬でも対応できる、使いやすい生地感だなと。
よく言えばオールラウンダー、悪く言えば中途半端かもしれませんが、少数精鋭派の私にはぴったりでした。

速乾性が高いのも嬉しいポイント。夜洗濯すれば部屋干しでも朝には乾いているため、連日着用も可能です。

ベルトが面倒なので、紐かウェビングベルトのあるパンツじゃないとダメなんです。ただ、カラビナをぶら下げるためにベルトループは必須なんです。
ベルトレスで履けるベルトループのあるパンツって貴重なんですよね。(矛盾してるので当然でしょうが…)

ちなみに、紐はパンツの外側にも内側にも出すことができます。私はウエストに余裕があり、内側に出すとパンツの形が崩れてしまったため、外側に出して結んでいます。

左右のフロントポケットは真上から入れるタイプ。斜めより若干入れにくいですが、深く座った時にスマホが落ちにくいため安心感があります。
また、右ポケット上部には小さいループがあるので、ここにもカラビナをつけれます。


バックポケットは右側だけファスナー付き。両側ともフラップで蓋がされるため、中身が落ちにくい仕様になっています。
ブランドロゴは上部のタグだけで、見える場所には一切ありません。アウトドアパンツの多くが膝あたりに配置しているので、嬉しい方も多いのではないでしょうか。(私はこれが理由でノー◯フェイス避けがち)

さらに右ポケット下にもファスナーポケットを完備。スマホがちょうど入るくらいの大きさで、これが意外と便利。スマホが縦向きで足に沿ってくれるため、歩行時のバタつきが少ないんです。

また、膝裏を立体的なカットにすることで動きやすくしているんだとか。言われてみると、確かに屈んだときのツッパリ感も少ないような気がします。



裾をまくると内側からループが出現。このループをボタンに引っ掛けると、まくった裾を固定できるんです。まくったときの丈感も好みだったので、暑い時期に活躍してくれるでしょう。
patagonia クアンダリーパンツ(ショート)|携帯性と重さについて。


携帯性に特化しているわけではありませんが、十分優れていると感じました。生地が薄手なので、体積と重量はそこまでありません。
速乾性も高いですし、アウトドアや旅行では「持ち出し用のサブパンツ」としても重宝するはず。
patagonia クアンダリーパンツ(ショート)|コーデとサイズ感について。


公式ではレギュラーフィットに分類されますが、比較的細身に感じました。クセのないストレートシルエットで、年齢や場所に縛られず履けるでしょう。
私はよくマウンテンパーカーかシャツに合わせています。割となんでも馴染んでくれるので、あれこれ考える必要がないのも嬉しいですね。

身長172㎝、体重60kgの痩せ型でサイズは30を着用。ウエストはそこそこ余裕がありますが、丈や裾幅などはちょうど良いサイズ感でした。へそ下3㎝ほどの高さで履くと裾にワンクッションできるくらいです。
UNIQLOのパンツはSかMを選ぶことが多く、サイズ30だとMサイズに近いかも。
patagonia クアンダリーパンツ(ショート)|新しい「私服の制服」として。

以上、クアンダリーパンツのご紹介でした。
流行りのシルエットではありませんし、目立った特徴もないかもしれません。でもそれが使いやすいんですよね。ウエスト周りや生地、ポケットなど、地味ですが良く考えられているのも印象的でした。
私のこだわりにも全て答えてくれた貴重なパンツです。これからも「私服の制服」として履き込んでいきたいと思います。
「汎用性の高いミニマリストパンツ」、気になった方はぜひ手に取ってみてください。