EVERGOODSから発売されている「PANEL LOADER CLASSIC 20L」、通称「PLC 20」と呼ばれるバックパックを購入しました。
なぜこちらを選んだかというと、ミニマルなデザインと大容量のフロントポケットが魅力的だったから。
海外ではそこそこ人気があるようですが、聞いたことがない人も多いのではないでしょうか。着用コーデや気になった点などもあわせてレビューしていきます。
- 日常から短期の旅行まで、一つのバッグで対応したい。
- ミニマルなデザインが好き。
- 頻繁に取り出すモノを大雑把に収納したい。
- 人とかぶらないモノが欲しい。
EVERGOODS|ブランドについて
まずはブランドについて軽く触れておきます。
「EVERGOODS」は2018年にスタートしたアメリカのバッグブランドです。
「EVER GOOD=いつも変わらずいいモノ」
コンセプト通りのブランド名が分かりやすくていいですよね。
創業者の2人は、ミリタリー仕様のアイテムを販売している「GORUCK」とアウトドアブランド「Patagonia」の元バッグデザイナー。有名ブランド出身というだけで、信頼度がグッと上がるのは私だけでしょうか。
PANEL LOADER CLASSIC 20L|特徴
サイズ | 45 x 18 x 17cm |
容量 | 20L |
重量 | 1,133g |
カラー | ブラック |
素材 | 本体:840d バリスティックナイロン ライニング:420d HTナイロン PUコーティング ショルダーパッドフォーム:Zote EV50 フレームシート:HDPE |
EVERGOODSのアイテムは大きく2つにカテゴライズされています。
- 街での使用を想定した「CIVIC」
- 山での使用を想定した「MOUNTAIN」
今回ご紹介する「PLC 20」は「CIVIC」に該当し、ミニマルでスッキリとしたデザインが暮らしに馴染んでくれます。
容量は、ラインナップされているバックパックの中では最も小さい「20L」。日常から短期の旅行まで対応できる汎用性の高いサイズ感です。
PANEL LOADER CLASSIC 20L|素材
外側の素材は「840D」のバリスティックナイロン。丈夫かつ汚れにも強い素材なので、神経質にならずに使えるのが嬉しいですね。
ちなみに、少し前までは「1680D」の生地が使われていました。「840D」になったことで、見た目のゴツさと重さが軽減したようです。(比較はできていませんが)
PANEL LOADER CLASSIC 20L|収納力
収納箇所はメイン、トップ、フロントの大きく3つ。
ボトルポケットは外にも中にもないので、賛否が分かれるところ。個人的にはない方がデザイン的に好みなので、no problem。
肝心の収納力ですが、私は十分に感じました。荷物が少ない人ならちょっとした旅行にも行けるはず。普段使いならまず困ることはないでしょう。
大容量のフロントポケット
特に便利だと感じたのが「フロントポケット」。内部に小分けできる仕切りなどは一切ありません。かさばるものをざっくりと収納できる大容量のポケットです。
以前使っていた「旧グランヴィル16」のサイドポケットもそうでしたが、アクセスしやすい大きめのポケットは重宝するんですよね。
マチもしっかりと確保されていて、シェルジャケット・ドリンク・折りたたみ傘などをストレスなく収納できます。
トップポケットは小さめ
アクセスしやすいポケットといえば、上部に配置された「トップポケット」。ただし、こちらはかなり小さめ。サングラスをそのまま収納して丁度いいくらいのサイズ感です。
横幅は十分なんですが、とにかく「浅い」。ポケットティッシュすら折り曲げないと入りません。
大きく開くメインポケット
メインポケットはバッグの下部まで開くため、収納がしやすく視認性も高いです。
バッグにありがちなのが、「サブポケットを使うとメインの容量が減ってしまう」問題。こちらはフロントポケットにモノを詰め込んでも、メインの容量にはあまり影響しませんでした。
背面側には、16インチまでに対応するPCスリーブ・伸縮スリーブ・ペンホルダーが備えられています。
伸縮スリーブは「iPad Air5(10.9インチ)」がギリギリのサイズ感。ケースやマジックキーボードは入りませんでした。
また、PCスリーブは底部につかないよう設計されています。スリーブは固めの素材で、クッション性はほとんどありません。
フロント側にはファスナーつきのポケットが上下に1つずつ。下段は「2:1」くらいに区切られていますが、収納するモノを選ぶ微妙なサイズ感です。私はファスナーを閉めずに使っています。
洗面ポーチと衣類を収納するとこんな感じ。衣類は無印良品の「そのまま洗える衣類ケース・S」に、半袖Tシャツ・下着・薄手のロングパンツ・防寒用インナー上下をそれぞれ1枚ずつ入れています。
まだガジェットポーチなどを収納できるくらいの余裕が残っていますね。
PANEL LOADER CLASSIC 20L|背面パッド
背面のパッドはクッション性と通気性を適度に備えており、特に不満も感じませんでした。厚みは 5mmくらいでしょうか。
PANEL LOADER CLASSIC 20L|ショルダーベルト
ショルダーベルトのクッション性も十分です。海外YouTuberもレビューしていましたが、折り曲げると「パキパキ」と少し音がするんですよね。私は大丈夫でしたが、人によっては気になるかもしれません。
PANEL LOADER CLASSIC 20L|チェストストラップ
チェストストラップはやや簡素な印象を受けます。
最近はマグネット式が多くなりましたが、こちらは昔ながらの「THE・バックル」といった感じ。
価格を考慮すると、もう少しこだわっても良かったのかなと思います。
PANEL LOADER CLASSIC 20L|持ち手
持ち手は比較的短めです。つかむと手が背面パッドに干渉してしまうほど。地面との距離がとれるので、「ベルトを引きずることがない」点はメリットとも言えます。
PANEL LOADER CLASSIC 20L|ロゴ
正面にはロゴの形をしたマジックテープがついています。言われなければロゴとは気づかないですよね。
自転車やバイクに乗る時は、反射材を取り付けるのにも便利そうです。海外のYouTuber達は好みのパッチを取り付けていました。
一点気になったのが「劣化の心配」。メルカリなどで中古品を見ていると、ロゴの部分が傷んでいるモノがいくつか見受けられました。どのような使用方法、期間でそうなるのかは分かりませんが、不安は残ります。
▽公式が販売している専用のパッチ。
PANEL LOADER CLASSIC 20L|サイズ感・コーデ(メンズ)
身長172㎝、体重60kgの男性が背負うとこんな感じ。デザインも相まってミニマルさが際立ちます。十分な収納力の割に、取り回しやすいサイズ感ではないでしょうか。
前に背負っても気にならないので、混雑している場所でもストレスは感じません。
PANEL LOADER CLASSIC 20L|使いにくかったところ。
使用していて気になったのが、「メインポケットのファスナーが使いにくい」ということ。
ファスナー周辺にフレームのようなモノが入っていて、そのせいか動きが悪く、開閉がスムーズにできません。ファスナーはやや大きめの「YKK #10RC」が採用されています。
使い込むうちに馴染むのかもしれませんが、現状は少しストレスを感じています。
PANEL LOADER CLASSIC 20L|レビューまとめ
良かった | 気になった |
ミニマルなデザイン | メインファスナーの動きが悪い |
汎用性の高いサイズ感 | トップポケットが小さい |
大容量のフロントポケット | チェストストラップが簡素 |
丈夫で汚れにも強い素材 | マジックテープ式ロゴの劣化の可能性 |
人とかぶることがほぼない |
以上、「PANEL LOADER CLASSIC 20L」のレビューでした。
気になる部分もありましたが(使い込みが足りないせいもあるかも)、唯一無二の魅力を感じたのも確かです。
「おおざっぱに使える大容量のフロントポケット」「ミニマルなデザイン」「取り回しやすいサイズ感」は、ハマる人も多いのではないでしょうか。
気になっている方はぜひ一度試してみてください。今回の記事が参考になったなら幸いです。