【mont-bell EXライト サーマラップ ジャケット】レビュー。普段使いにも優秀な万能インサレーション

モンベルの新作、「EXライト サーマラップ ジャケット」をご紹介。

化繊綿を使った薄手のインサレーションで、春秋のアウターや冬の中間着、リラックス着など、幅広く活躍してくれます。

汎用性が高いため、服を厳選したい方にもおすすめです。

私は普段着として購入しました。用途としては、薄手のフリースやインナーダウンに近いかと思います。

「ウルトラライトダウンは便利だけど、不満もあるんだよな…」なんて方には特にささるはず。

サイズ感なども合わせてご紹介しますので、興味がある方は参考にしてもらえると嬉しいです。

詳しく見ていく。

モンベルの化繊綿シリーズで「EXライト」は中綿が最も少ないモデル。

保温力は一番低いですが、私にはこの薄さが心地良かったです。

着膨れもしませんし、動きやすいんですよね。薄いがゆえにインナーやアウターで調節もしやすいと感じました。

ここからは各部の仕様をまとめてご紹介。

ポケットは左右と胸の3箇所で、全てにファスナーとコードがついています。

メインと胸ポケットのファスナーは止水タイプではないものの、水は侵入しにくそうでした。

素材と機能について。

生地には軽量かつ丈夫なバリスティックナイロンを採用。サラサラとした滑りの良い素材で、愛犬の毛もほとんど付きません。光沢は目立ちませんし、シャカシャカ音もあまりしないため、街でも違和感なく着れると思います。

とはいえベースは登山用途。

中綿の「ストレッチエクセロフト」は運動性にも優れた素材なので、「アクティブインサレーション」に近いのかなと。

公式サイトにも「行動中に着続けられる軽量で薄手のインシュレーション」と記載されてますから。

アクティブインサレーションとは？

登山やハイキングなど、行動時の保温を目的としたウェア。保温性と通気性を両立し、蒸れに強い特徴がある。

私は少数精鋭の服で生活しているため、「速乾性」は欠かせませんでした。暖かくて乾きやすい服って貴重なんですよね。

部屋干しでも4時間くらいあれば大体乾くので、夜洗濯すれば翌日また着ることもできます。

サイズ感・コーデ（メンズ）

シンプルなデザインも相まって、活躍する場面は多いでしょう。ワイシャツの上にサラッと羽織るだけでもキマリそうです。

肝心のサイズ感はというと、やや小さめだと思います。普段Lサイズだとゆったりめになりがちですが、こちらはほぼジャスト。

購入時に試着したULサーマラップよりも一回り小さく感じました。

ただ冬は中間着としても着たかったので、大きすぎないサイズ感が逆に良かったです。モンベルもあえて小さめに設計したのかもしれません。

携帯性について。

携帯性は申し分なし。付属のスタッフバッグにつめればかなりコンパクトになります。気温差がある日や旅行など、気軽に持ち運べるメリットは大きいですね。

しかし、スタッフバッグは携帯するのが面倒だったり、無くしたりしがち。

「ウェアだけでコンパクトに携帯できたらいいな」と思ったので、試しにポケットを裏返してつめてみました。

これがなんとジャストフィット。スタッフバッグほどコンパクトにはなりませんが、いざという時には使えそうです。（※公式が推奨している訳ではありません。ファスナーが壊れる危険もあるため自己責任で！）

お手入れ方法について。

化繊中綿を選んだ理由のひとつが「手入れの楽さ」。ダウンとは違い洗濯機で気軽に洗えるため、清潔に保ちやすい点が魅力的でした。

少し気になったところ。

乾燥がひどくなる時期まで気づきませんでしたが、どうも静電気が溜まりやすいようです。

着ている間は気になりませんが、脱いだ直後はインナーが体に張り付くほど。

インナーにポリエステルのTシャツを着ているのが原因かもしれませんが…帯電防止加工がされてると嬉かったなぁと思いました。

なので、静電気が発生しやすい服と重ね着する場合は要注意です。

着心地の良い万能ウェア。

以上、モンベル「EXライト サーマラップ ジャケット」のレビューでした。

暖かさと動きやすさのバランスが絶妙で、使い勝手のいい万能ウェアだと感じました。

機能性や携帯性ももちろん魅力的ですが、着心地の良さが特に気に入っています。何より軽くて動きやすいんです。最近は部屋着として着ることも多くなりました。

フリースやダウンにはない魅力も多いので、春秋のアウターや冬の中間着を探している方は候補のひとつにしてみてはいかがですか。